広州モーターショー開幕

最大の市場・規模・世界猛アピール

東京の6倍670社出展

中国広東省広州市で23日、第7回中国国際自動車展覧会(広州モーターショー)が開幕した。約15万平方メートルと過去最大となった会場には、世界の自動車メーカーが顔をそろえ、コンセプトカー32台を含め約720台を展示。トヨタ自動車、日産自動車、ホンダが工場を置く“地元”開催ともなった日本勢も世界最大の中国市場重視の姿勢をアピールした。

中国の新車販売台数はこの十年で6倍にふくらみ、ことしは初めて1000万台を突破。通年では約1300万台になるとみられ、米国を抜き世界一の市場となるのは確実だ。マツダ中国の山田憲昭総裁は「クルマを持ちたい人は、わきでるようにいる」と印象を語った。

多くのメーカー幹部「来年も10%は成長する」と指摘する中、開催された広州モーターショーは、東京モーターショーに出展を見送った欧米や韓国勢なども参加。東京の約6倍となる670社が出展した。「市場の力が自動車ショーに現れた」結果、「東京の地位は、広州が取って代わった」と中国メディアが評するほどの活気をみせた。